2019.05.13
NEOです。ご訪問頂きありがとうございます
今回は、そんな食の本質がテーマです。
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「いただきます」アンケート
以前、こんなアンケート結果を見て…愕然としたことがあります。
- 恥ずかしいからやめてほしい…
- 違和感がある…
- 田舎者の風習を押しつけるな!
- 時代にそぐわない!
- 個人の自由。押しつけるな!
更に…
- 学校で「いただきます」と言わせてほしくない!
- 学校給食って、こっちがお金を払ってるのに「いただきます」と言わせるのはおかしい!
- 「いただきます」は学校のシステムが生んだ悲劇!
- 「いただきます」は価値観。従って日本国憲法で認められてる自由
たしかに価値観、考え方は日本国憲法で定められた個人の自由と権利かもしれませんが…
もし…我が家でチビ達が言ったならば…無条件でカミナリが落ちるでしょう。
そんなご意見もあると思いますが…我が家にとっては新旧の問題ではありません。
今と昔…食の質に違いはありますが、本質的には何も変わっていません。
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「いただきます」の精神
本来「いただきます」とは、単に「食べますよ!」の挨拶、合言葉ではありません。
大人も子供も…
幼稚園児も元総理大臣だった方も…
イラストだって…
ネコだって…
あっ…言いたいことはわかります…
全てに共通しているのが「合掌」神道、仏教からきている様です。
私たちは、今も昔も食べることで命をつないでいます。
しかし…私たちが食してる動物、植物にも命があります。
「いただきます」とは「命をいただき私たちの生命に代えさせていただきます」そんな感謝、思いの表れなのでしょう。
更に現在では…生産者、調理される多くの方々の時間(生命)もいただいているのですから、感謝も含まれているのでしょう。
先人達から受け継がれている「精神」がいただきますに込められているのです。
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いただくということ
気分を害される方もおられることと思いますが…
客観的に「命をいただく」ということは…
これが…成長して
こうなって…命をいただくこと。
これが…成長して
こうなって…命をいただくこと。
これが…成長して…
こうなって…命をいただくこと。
いただく(食べる)ということは、命をいただいているのです。
私たち現代人の多くは店頭に並ぶ以前の工程を見ていないだけで、これら経済動物たちは、私たち人間に食べられるために生まれ、飼育されているのです。
先人達は、大人も子供も、そのリアルな光景を目にする機会が多かったのでしょう。
ちなみに…
これが…成長して
こいうなって…命をいただくこと。
これが…成長して
こうなって…命をいただくこと。
そう感じないのは…なぜでしょう!?…罪悪感がありません。
とは言え…もちろん魚だって植物だって「命」があるのです。
身体に良い!?悪い!?
それ以前に、このことが食の本質だと私は思っています。
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命の尊厳!?
最近は、動物も植物も人間の都合で遺伝子の操作、肉体の操作、性質の操作が行われています。
効率=安価を優先するあまり、命への尊厳が薄れている様に思えます。
また…自身の肉体に害を与えたり生命を縮める様な「もの」まである訳で…
いまいちど食を提供する側も、私たち消費者も「食とは命をいただき生命をつなぐごと」経済以前の本質に気づかなければいけない時期に来ているのではないでしょうか!?
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アジア No1の廃棄大国
現在、日本の食糧自給率は40%以下。
そんな日本が…
食品ロス(廃棄率)では、世界で6番目…アジアでは、一番の廃棄大国!
企業、家庭を含めると年間約632万トンと言いますから驚きです。
ちなみに…
世界で飢餓に苦しむ人々への世界食糧支援量が年間約320万トン(平成26年)
裏を返せば60%以上も輸入に頼っていながら食べられる食糧(命)を大量に捨てているのです。
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「いただきます」まとめ
「いただきます」への精神の薄れは、この光景に集約されているのではないでしょうか!?
きっと企業は「物を作る・物を売る」になってる様な気がします。そして消費者は「物を買う・物を捨てる」になってるのでしょう。
買ったもの…お金を払ったのだから「私の勝手」そういう考え方なのでは!?
「いただきます」
食の本質を知れば、お金を払っているとか…時代にそぐわないとか…日本国憲法 個人の自由とか…そんな次元の話しではないと私は思っています。
「食とは命をいただき生命をつなぐごと」
いつもいつも意識しつづけることは難しい…。しかし「いただきます」の本質だけは、私たち大人は忘れてはいけません。
そして、事あるごとに子供たちに伝え続けなければいけない様な気がします。
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おすすめアニメ「銀の匙」
©荒川弘・小学館/エゾノー祭実行委員会
ご存じの方も多いと思いますが、子供と一緒に見るなら「銀の匙」(ぎんのさじ)がおすすめです。
最後まで読んで頂きありがとうございました。感謝。感謝。
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