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搾ってる青汁と搾っていない青汁の見極め方

 2020.07.11

ご訪問頂きありがとうございます

青汁の選択基準 第2弾


搾ってる青汁と搾っていない青汁の見極め方

 

本来は、生の緑葉野菜の搾り汁が青汁ですからタイトルに違和感があると思います。

 

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あやしい…

第一弾では、本物(本来のモノ)と別モノとの製法・質・価格の違いについて書きました。

 



 

前回の概要が必要ない方は、目次を開き「見極め実験」から飛ばして読んでくださいね。

前回の概要

植物の栄養素(青汁成分)は、固い細胞壁(食物繊維)によって守られています。人間は細胞壁を分解する酵素(セルラーゼ)を持たないため消化吸収できません。そのため野菜などは噛んだ数に応じ栄養素の吸収率が変わります。(30回噛んで30%が目安)そのため効率的に栄養素をいただくために、細胞壁を壊わす=搾るという食文化が生まれました。

青汁商品には、素材を搾り青汁を非加熱で粉末化しているエキス末

 

搾らず素材のまま乾燥(加熱処理)させ粉砕した乾燥粉砕末2種類があります。

 

本質的に青汁の選択方法は、エキス末乾燥粉砕末二者択一しかないのです。

 

どちらを選択したら良いのかは、自身のニーズしだいです。

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見極め方の実験

今回の実験は、搾っている本来の青汁(エキス末)か搾っていない別モノ(乾燥粉砕末)を見極める実験です。

 

CMでお馴染みの別モノと本来の青汁を用意しました。

 

粉末の色合いで既に見分けられそうですが…

 

違いは、簡単に見分ける事ができます。


実験開始

実験は至って簡単!

 

普段、お飲みになっている青汁商品を用意して透明なグラスに粉末を溶かすだけ。

 

シェイクしても、かき混ぜても構いません。

実験は、それだけです。

 

後は…20~30分…じっと待つだけ。

 

その辛抱は必要です。

粉末同様…同じ大麦若葉の青汁なのに多種多様です…

 

色だけではなく泡立ちは、活性(生)の証ですから見極めの目安になります。

30分後

違いは…お分かりでしょうか?

 

元々の素材の色は…この色なに…

不思議です…

 

 画像クリックで拡大

色の濃いエキス末以外は、全て細胞壁(食物繊維)が沈殿しています。


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実験結果

食物繊維には、水に溶ける水溶性水に溶けない不溶性があります。

 

青汁素材の食物繊維は、不溶性のため水に溶けません。

 

いくら細かく粉砕しても水の質量より重いため時間の経過とともに沈殿します。

 

水溶性、不溶性…どちらにもいえることは、体内で吸収されないという事です。

 

 

実験の結果。

 

細胞壁(食物繊維)が沈殿した=搾っていない

 

これが何を意味するのかは、ご想像の通りです。

 

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おまえ…いいすぎだろう…

とは言え…粉砕したときに若干の栄養素は、にじみでますので上澄みの色のついた部分が青汁成分である可能性はあります。

※可能性とは、抹茶等を添加して色づけしている商品もあります。

 

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なぜエキス末は沈殿しないのじゃ?

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エキス末が沈殿しない理由

青汁の栄養素は、素材の細胞壁(食物繊維)に閉じこめられています。それを効率的に頂くために搾る=繊維質内から取り出すことがエキス末の最大の特徴です。

 

搾ったエキスの水分を低温乾燥させたのがエキス末ですから…沈殿する食物繊維は含有していないのです。

 

その結果…エキス末に水を加えることで本来の青汁に“戻る”だけなのです。

 


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選択基準

第一弾にも書きましたが、製法の違いによって価格は、まちまちです。

青汁の健康・美容成分を生のまま頂きたいのであれば、エキス末をお勧めします。

 

食物繊維がメインで良いのであれば安価な乾燥粉砕末を選択すればよいのです。

 

いずれにしろ二者択一です。

 


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第二弾まとめ

体内に吸収されないとはいえ食物繊維は、腸内細菌のエサ、便通促進等…有用性が徐々に分かってきました。

 

間接的であっても有効成分の一つであることには、変わりありません。

 

ただし…本来の青汁の目的は…

細胞壁内にある健康・美容成分(栄養素)を効率よく“生”でいただくことだと考えています。

 

第三弾のテーマは加熱 vs 非加熱

 

酵素が活性している青汁なのか?

失活してしまってる青汁なのか?

 

実験を交えお伝えしたいと思いますので選択基準にしていただけたらと思います。

 

 


最後まで読んでいただきありがとうございました。

感謝。感謝。



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