2020.06.24
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今から40年ほどまえ…
アメリカの議会でアメリカ国内は、もちろん。世界中にショックを与えたレポートの発表がありました。
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医療費による経済破綻!?
当時のアメリカの死亡原因は
- 1位 心臓病
- 2位 がん
心臓病だけでもアメリカ経済が破たんしてしまう程、医療費が増大していました。
そこで、なんとか財政危機を打開しようと医療改革が進められます。
その一環として国民栄養問題アメリカ上院特別委員会を設置。世界中から医学・栄養学のスペシャリストらが集められ食事と健康・慢性疾患の関係について世界規模での調査、研究が行われました。
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マクガバンレポート
こうして7年の歳月と数千万ドルの国費を投入し1977年5,000ページに及ぶ膨大報告書を発表しました。
これが“上院レポート”または、委員長の名からマクガバンレポートと呼ばれています。
【ジョージ・スタンリー・マクガヴァン】
この頃、調査会の委員長マクバン氏は、この様に言っています。
どれほど巨額な医療費を注ぎ込んでも国民が少しでも健康になれるならいい。しかし、このまま推移すれば、国そのものが病気のために破綻してしまうだろう。
そして、マクガバンレポートでは
心臓病を始めとする数々の慢性疾患は、肉食中心の誤った食生活“食原病”であり薬では治らない。我々は、この事実を認め、すぐさま食事の内容を改善する必要がある。
こうして7項目の食事改善指針が打ち出されます。
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国の指針と勧告
要約すると…
高カロリー、高脂肪の食品…肉、乳製品、卵といった動物性食品を減らす。そして砂糖も減らす。
実際は…
かなり強い表現を使っていたそうです。
そして…それと同時に「できるだけ精製していない穀物、野菜、果物を多く摂る様に!」と勧告したそうです。
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マクガバンレポートの補足
マクガバンレポートを補足する形で発表された「健康・栄養とガンに関する特別委員会の中間報告」というものもあります。
動物性タンパク質の摂取が増えると乳がん、子宮内膜がん、前立腺がん、結腸…直腸がん、膵がん、胃がんなどの発生率が高まる恐れがある。これまでの西洋風の食事では脂肪とタンパク摂取量との相関関係は非常に高い。
この様に報告されています。
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企業の圧力!?葬られたマクガバンレポート
こうした強気の発表の後…企業から「国家権力の横行だ!」と猛攻を受けます。
そして…第2版では…
「できるだけ食べない様に…」と訂正…トーンダウンしてしまったのです。
葬られた第二のマクガバン報告
更に近年…中国を舞台にした「チャイナプロジェクト」が行われました。
膨大な統計を基にマクガバンレポートを立証する内容でしたが…
第一も葬られ…
そしてタイトル通り第二も葬られた…
なぜ葬られたのかは下巻に書いてありますが…理由は、第一同様…大きな大きな圧力とでも言っておきましょう。
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理想の食事は日本食!?
マクガバンレポートでは「元禄時代(1700年頃)以前の日本の食事が最も理想的な食事」だと明記されています。
元禄時代の庶民は、まだまだ粗食だったと思われます。
食の欧米化…効率重視の素材、調味料、添加物…
今の日本では難易度が高すぎます。
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マクガバンレポート まとめ
日本も今のままだと…どの様な結果になるかは、他の先進国が立証済みです。
ガンはもちろんのこと…
心疾患が急増することはデータからも分かります。
マクガバンレポートを通じ感じたことは…「国、企業任せにしてはいけない!」ということです。
マクガバンレポートの内容には賛否両論がありますが…結果は「現状」として出ている訳ですから、しっかりと受け止めなければいけません。
「身体に良い」と言われてる言われているものを摂り入れることも大切だとは思いますが…あくまで個人レベルでマクガバンレポートの事柄を減らすこと…減らす努力をすることが始まりなのではないでしょうか。
良くも悪くも…小さな積み重ねで肉体も変わっていきます。
私たちの選択…購買行動の積み重ねが国、企業の考え方をも変えて行くのかもしれません。
最後まで読んで頂きありがとうございました。感謝。感謝。
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